Google Insight for Search から見るユーザーの検索スキルの変化


Google Insight for Search の紹介と、Insight から見るユーザーの検索スキルの変化について、ご紹介します。

まず、Google Insightですが、2010年7月7日現在 beta 版で提供されている Google Insight ですが、こちらはWEBのマーケティングツールとして非常に有効に使える便利なツールです。

⇒Google Insights for Search

こちらのツールは、Google で実際に検索されたキーワードの人気度(つまり検索された回数)を、Google で検索された総検索ボリュームと比較して計算して、相対的にデータを出してくれます。

実際に検索すると確認が可能ですが、下記のようなグラフで出力が可能です。

 

転職での検索結果

こちらのデータは「転職」というキーワードで2004年以降の検索ボリュームの変化を表したものです。

家庭でインターネットに接続できるユーザーは2009年に9,000万人を突破したと言われ、自宅からインターネットにアクセスできるユーザーは年々増え続けています。

それなのに、転職と検索しているユーザーは面白い事に減り続けている事が確認できます。

不況で転職をしたくないから「転職」と検索するユーザーが減っているからとも考えられますが、実際はそうでもないようです。

 

転職志望動機.jpg 

 

こちらのデータは「転職 志望動機」というキーワードでの2004年以降の検索ボリュームです。

「転職」では減少傾向にあったのに、「転職 志望動機」では検索ボリュームが増えているのです。

これが何を意味しているかと言うと、転職をしたい人が減ったのでは無くて、転職をしたい人が「転職」と検索をする割合が減っている事を意味します。

他にも関連性のありそうなキーワードの検索ボリュームを見てみます。

転職志望動機の検索結果

 

転職千葉.jpg

「転職」での検索ボリュームは減っているのに、「転職 + ○○」での検索ボリュームは増えている事が多い事が確認できます。

2004年前後は、転職をしたいユーザーの検索キーワードはまず1回目が「転職」である事が多かったのです。

そして、最初は漠然と「転職」と探していたユーザーが検索結果に表示されるWEBサイトに満足せず、「転職 千葉」と地域でセグメントしたり、「転職 千葉 IT」とさらに業種でもセグメントを行ったり、行きたい企業が見つかったら志望動機を考えるときにインターネットから情報を得ようとして、「転職 志望動機」と検索を行ったり、転職が出来た場合に退職する直前に「退職 挨拶 メール」と検索を行ったりしている事が推測できます。

ところが、最近は最初に「転職」と検索をする人は相対的に減っている事がわかるのです。そして、複合キーワードで検索を行うユーザーは増えているのです。最初から複合キーワードでセグメントして検索を行おうとしているユーザーが増えていることから、ユーザーの検索スキルがネットを使う年月を重ねて行く毎に上昇しているという事が言えるでしょう。

インターネットがより身近になってきた事で、ユーザーの検索スキルも大きく変化してきました。

それに合わせて、企業のインターネットを活用したマーケティングも随時変化が必要です。

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赤沼 和哉

株式会社ブレインネット 代表取締役

インターネットの恩恵はやる気のある地方や中小零細企業が最大限享受できると考えています。
本業はネット集客で得意分野はWebマーケティング/SEO/SEM/SMO/LPO/アクセス解析分析等。

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