「SEOの終わりとソーシャルと nanapi のコンテンツの未来」という記事がアップされていたり、時折でてくる「SEOは終わる」とか、「SEOって誰を幸福にしてるの?」議論について、僕の意見を少し書いてみたいと思います。
SEOの定義
まず、SEOの定義が人によって微妙にずれている気がするので、ここで再定義してみたいと思います。
SEOとは、「検索エンジン最適化」の事を指します。
一般的には、ある特定のキーワードで上位に表示されるように行う施策をSEOと呼びます。
広義には、そこから訪れたユーザーをキーワードごとにクリエイティブを変えて表示したりといった対策を行うことも含まれますが、ここでは、「上位に表示されるための施策」をSEOと定義したいとおもいます。
そもそも、SEOってこれだけ浸透しているのに、微妙に定義があやふやですね。
時代によって行われてきた施策と、扱われ方が違ったからでしょう。
Googleはその昔は「SEO」という単語すら認めていない時がありました。そこで行われることは全てGoogleのガイドラインに違反するという時代を経て、今があります。
ちなみに、現在、Google はヘルプページでSEOをこのように定義しています。
検索エンジン最適化(SEO) – ウェブマスタール ヘルプ
http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=35291
なぜ、SEOが終わったと言われるのか?
そもそも、なぜ、SEOが終わったという話が度々出てくるのでしょうか?
大別すると下記のような理由から「SEO終わった。」とか言う話や、SEO自体に懐疑的な人が多いような感覚はあります。
- SEOというビジネスモデルが他社のプラットフォーム上で行われているビジネスなので、安定していない。
- SPAM等、非道徳的な施策方法が多いため、モラルハザードが起こりやすい。(実際に一部では起こっていた?)
- SEOで無理やり順位を上げたWEBページは、ユーザーにとって役に立たない。
- ソーシャルメディアの台頭で、検索エンジンからのトラフィックが減ってきた。
- SEOという技術が特殊なものでなく、陳腐化してきた。
ざっとあげるとこんなところではないかと思います。
とにかくSEOそのものに、なんとなく嫌悪感を持ってるような方々にはたまにお会いします(某社のテレアポに対する過激なトークを聞く事も多いです。)し、なんか悪いことをしてるんじゃないかという目で見てくる方もいらっしゃいます。
ソーシャルに移行していると言うけど
結局、どんなに素晴らしいコンテンツ(その定義もあやふやですが。)を作っても、誰も見てくれなければ意味が無いのです。
「今はそれなりのコンテンツを作ればある程度バズってトラフィック増えるよ。」と、いう方がいますが、それは元々の知名度が高いか、それなりに有名な人に拾ってもらって、TwitterやFaceBook 等で拡散された場合に限ります。
何かコンテンツ作りました。はい見てください。では、大抵の場合やはり人は集まらないコトが多いのです。
さらに言うと、ソーシャルメディアからのアクセスはとても瞬間的なものです。これは経験したことがある人はわかると思いますが、はてなブックマークのホッテントリ入りや、Twitter で有名人にRTされた時等のアクセスは状況によって物凄いパワーがありますが、とても短期的で、1週間もすれば元の数値に戻ってしまうことがほとんどです。
ソーシャルメディアから定期的にトラフィックを集めるには、定期的に質の高いンテンツの更新をし続けなくてはいけません。
結局のところ、どんなWEBサイトを運営しているかにもよりますが、SEOとソーシャルメディア対策をバランスよく行うことが、より多くのトラフィックを獲得するもっともベストだと考えています。
SEOはダメとか、ソーシャルメディアはダメとかという話ではなく、それぞれの良い面、悪い面を活かせればいいのではないかと思います。
SEOの技術は陳腐化している?
「SEOって簡単だよね。」って話もたまに聞きます。
ちょっと狙ったキーワードがすぐ順位が上がったとか、業者に頼まなくても自分で出来るといった類の話です。
僕があまりいい人ではないので、「そうですか〜。凄いですね〜。」なんてそのまま話を聞いてスルーしますが、実際には難しいですよ。
順位が上がったのは、キーワードが簡単なキーワードだからだし、最近はGoogleも昔のYahooみたいに瞬間上がってすぐに落ちたりもします。
本当に効果(トラフィックやコンバージョンが得られやすい)があるようなキーワードは、ほとんどの業者がしっかり順位上げてますから、新規参入ってとても難しいです。
競合がいなくて美味しいキーワードってもうほとんど残っていないのが現実なんです。
SEOの情報だって、結局はブラックボックスの部分を皆が想像と経験で語ってるわけですから、たしかにネットから得れる情報はたくさんあるけど、その取捨選択はとても難しいです。
1年前に書かれた記事の内容は、今も大切な事もあるし、今はむしろやらないことがいいよっていうこともある。
こんな状況だからこそ、専門業者はやっぱり必要だと思います。
専門業者じゃないと、結果にコミットメントしてくれないからです。
まとめ
SEO業界の市場規模はまだまだ拡大を続けるでしょう。
某大手ショッピングサイトや、WEB媒体で強い某社も社内にSEO専門の対策チームがあったりします。
SEO業者も増えてきていますし、最近はあまりに露骨なSPAMリンクを貼るSEO業者も減ってきました。効果が薄くなってきたからです。
そのため、SEO事業者やSEO担当者は本当の意味でスキルが必要になってきます。
リンクをただ貼りまくればよかった時代から、良質なコンテンツの立案あたりから企画しなくてはいけない時代が訪れます。
そのため、スキルの低いSEO事業者の淘汰と、無駄に増えた代理店はある一定の数まで減少することが考えられますが、SEO自体はまだまだ市場規模は膨らむし、世の中に必要としている人はいるだろうと僕は考えています。
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