そろそろフラッシュマーケティングの話をしよう。


巷ではフラッシュマーケティング花盛りといった感じで、テレビなどでもその割引率の高さから大きく取り上げられることが多くなってきました。

地域ポータルサイトを運営している弊社ブレインネットでも LOCAPON という地域特化型の共同購入型クーポンサービスを実際に立ち上げて2週間ほど経ちましたので、実際フラッシュマーケティングサイトを運営してみての感想を書いてみたいと思います。

フラッシュマーケティングって?

そもそもフラッシュマーケティングをご存じない方のために、簡単な概要を説明させていただきます。

フラッシュマーケティングとは、「グルーポン型クーポンサービス」とも呼ばれることもあるのですが、わかりやすく例えるとタイムセールに特化した共同購入型のクーポン販売サイトのことです。

グルーポンというのはアメリカで大人気の同サービスのサービス名称です。

50%OFFや80%OFFといった大幅な割引を行ったクーポンが1日限定とか、3日間限定といった形で期間限定で提供されます。

販売方法も、Twitterや、Mixi、FaceBook といったソーシャルメディアを活用し、口コミを促進させて販売を行うことが多いです。

お店の方のメリットは?

さて、このフラッシュマーケティングですが、お店の人は50%OFFなどの大幅な値引きをして、果たして採算が合うのでしょうか?

店舗の方が利用する場合は、下記のようなメリットあると考えられます。

店舗側のメリット

おもに飲食店や美容系店舗の場合

・事前に販売期間と客数の予測ができるので、仕入れに無駄が生じない。
・利用客の少ない日の稼働率を上げることが可能。
・先に入金があるので、キャッシュフローが当然よくなる。
・米グルーポンの調査によると、同社のクーポン利用後のリピート率は22%で、この数値は日本のフリーペーパー系クーポンのリピート率より格段に高い。

また、まだ数店舗しか LOCAPON は試せていませんが、ホームページのアクセス数の急増等、実際にクーポン以上にお店自体のPRにはなる事が実証されました。クーポン提供中に日本テレビから取材の申し込みが入った飲食店もあります。

実際に某飲食店様では、クーポン提供時に先週比で約3倍のセッション数を記録し、クーポンページからの流入用や、店舗名での検索からの流入も大幅に増えていました。

Twitter 等のソーシャルメディアで情報を多く流すため、店舗の情報自体がより多くの方の目に触れる機会が増えるのは間違いなさそうです。

 

フラッシュマーケティングを行う目的

メリットだけを列挙させていただきましたが、当然デメリットもあります。

たとえば、巷で指摘されているデメリットとして、下記のようなものが一般に言われています。

・お店のブランド価値の低下
・収益の大幅低下
・短期的なものなので、店舗の売り上げアップも短期的
・リピートを担保してくれるわけではない。
・リピートしてもらうための施策は別に必要。

これらの問題の大半は、何のためにフラッシュマーケティングを行うかという明確な目的を持ち、クーポンの発行を行う事で解決される場合がほとんどです。

 

フラッシュマーケティングを行う代表的な目的の例

1.リピーター獲得のためのフラッシュマーケティング

あくまでリピーター獲得のためにクーポンを発行します。
クーポン時の割引率や、クーポン提供サイトの手数料はあくまで広告費と割り切って、成果報酬型の広告を出しているというような考え方を行います。
この場合、中途半端にクーポンで収益を出そうとすると原価を表示価格よりも下げてみたり、サービスが低下したりと結果的にお客様のリピートにつながりません。
あくまでも、クーポンは広告費と割り切ることが肝心です。

一般的な広告媒体と比較をすると、1人をお店に連れてくるための顧客獲得単価はフラッシュマーケティングがかなりの低コストで実現できる事が多いです。

2.クーポンで割引しても収益を出す。

元々の原価が低い場合や、エステ系、美容系などでは50%OFFを行っても状況に応じて利益を出すことが可能です。
たとえば、もともと顧客が少ない時期や、平日などの集客が難しい時期に限定クーポンを出して、少しでも顧客の回転率を上げたりといった方法です。この場合は、事前に大量購入してもらうことでのスケールメリットが生かせる場合や、集客に平日と週末などに落差がある場合に有効です。

3.知名度アップのためのフラッシュマーケティング

スタートアップしたばかりのお店とって、フラッシュマーケティングはとても効果的な集客方法だと考えられます。
新商品の発表や、新店舗のオープンなど、口コミと破格値を武器にまずはお店のサービスを体験してもらう。1度でも入店してもらうことでお店の存在を世の中に知ってもらう意味で効果的です。

その他にもいろいろと考えられますが思いますが、通常では考えられないような値引きを行ってクーポンを販売していくことになりますので、なぜ「ここまで割引きを行ってでもクーポンを販売するか」という目的と意義が明確になっていない場合、フラッシュマーケティングは失敗してしまう事も多いようです。

まとめ

一般消費者と店舗の間に入っているクーポンサービス提供会社は、クーポンの売り上げから一定のパーセンテージを得ることで収益を上げていて、その他の費用は一切かからないというサービスが多のが現状です。

50%とかとるサービス提供会社等はその比率が割高である感は否めませんが、今まで、言うなれば広告会社や効果測定が難しいメディアに貢いでいたお金を割引という形でユーザー還元し、そのユーザーがまた来てくれて、結果として常連になる。

というのがフラッシュマーケティングの正しい利用の仕方だと考えております。

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赤沼 和哉

株式会社ブレインネット 代表取締役

インターネットの恩恵はやる気のある地方や中小零細企業が最大限享受できると考えています。
本業はネット集客で得意分野はWebマーケティング/SEO/SEM/SMO/LPO/アクセス解析分析等。

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